Chronology
1976 16-17歳
中学生の頃から好きだったニール・ヤング&クレージーホース初日本公演(日本武道館)を観るため、夜行列車で上京する。これが初めての海外アーティストのライブ鑑賞となる。
ラモーンズが『ラモーンズの激情』でレコードアルバムデビュー。奈良にとって、それは初めて等身大の自分と重なる音楽との出会いであり、同時にパンク精神の原体験ともなった。
ねぷたは弘前の生活に深く根付いた祭りで、美術や音楽、パフォーマンスを含んだ総合的な表現といえる。高校の文化祭で恒例となっていたねぷたの山車運行では、奈良は背面に描かれる「見送り絵」を担当する。見送り絵は浮世絵や江戸時代の絵手本を題材とすることが多く、葛飾北斎『新編水滸画伝』に登場する遊女を約2メートルの大きさに拡大模写し、その見事な仕上がりは校内でも評判となる。こうした経験は奈良の創作意識を育んだ。
出典
- 児島「40年間の旅ノート」『美術手帖』p.90
- 『疾駆』9、p.48
- クーン、河野『終わらないものがたり』p.20
- 『Casa BRUTUS:奈良美智と家』p.85
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社会の出来事
- 1976
- 4月、中国で第一次天安門事件が発生。同、米国でアップルコンピュータが設立。7月、ロッキード事件で田中角栄前首相を逮捕。