Chronology

1995 35-36歳

この年を境に奈良の活動は大きな広がりを見せていく。奈良が実質的なデビューと語る個展「深い深い水たまり」をスカイザバスハウス(東京)で開催。代表作となる《深い深い水たまり II》、《Harmless Kitty》が出品され、若い観衆を中心に話題となった。
ギャルリーユマニテ東京でも個展「Nothing Gets Me Down」を開催。同展に展示された《Yellow in Blue》は、雑誌『美術手帖』の「快楽絵画」特集にて表紙を飾る。
アメリカでの初個展「Pacific Babies」をロサンゼルスのギャラリー、ブラム・アンド・ポーで開催。展覧会のために初渡米する。同ギャラリーオーナーのティム・ブラムが個展「深い深い水たまり」を観たことが開催のきっかけとなった。展覧会は現地の新聞や雑誌に取り上げられ、評判となる。奈良は初めてヨーロッパでも日本でもない、なんの足がかりもない場所に行ったことで、作家として生きていく自覚を持つ。
公立美術館で初めてとなるグループ展「絵画の方向'95」(大阪府立現代美術センター)に参加。

出典

  • 加藤、宮村「語り下ろし・25000字インタヴュー:奈良美智、全活動を振り返る」『奈良美智完全読本 美術手帖全記事 1991-2013』pp.26-30
  • クーン、河野『終わらないものがたり』pp.68, 75, 92-93

社会の出来事

1995
  • 1月、阪神・淡路大震災が発生。3月、オウム真理教による地下鉄サリン事件が発生。8月、米国でマイクロソフトが『Windows 95』を発売(日本語版は11月)。