Chronology

1998 38-39歳

アメリカのアーティスト、ポール・マッカーシーの推薦により、5月から7月にかけてカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の客員教授を務める。当時、奈良はUCLAの大学院に留学したいと考えていたため願ってもない機会となった。村上隆とともに招聘され、職員寮で共同生活を送る。奈良は大学院の絵画科、村上は学部のメディア論を受け持った。英語で講義しなければならないことや、それまであまり接点のなかった村上との生活に緊張を感じていたが、徐々に打ち解けていった。
80年代後半から海外で活躍するロックバンド、少年ナイフのメンバー山野直子の依頼でアルバム『Happy Hour』のためのドローイングを制作し、カバーアートとなる。
美術館の機能を持つ施設で行う初めての個展をウィスコンシン大学ミルウォーキー校のInstitute of Visual Arts(ウィスコンシン州)で開催。
出身地・青森県の県立美術館準備室(2006年開館)に、奈良のペインティングやドローイングなど124点が収蔵される。
12月にドローイング集『Slash with a Knife』(リトルモア)を出版。
コンピューターを使い始め、インターネットを介してグローバルなコミュニケーションができるようになる。

出典

  • 奈良『ちいさな星通信』pp.81-82, 85
  • 児島「40年間の旅ノート:そしてピルグリムの旅は続く」『美術手帖』p.100
  • 古川日出男、奈良美智「転ぶこと、立ち上がること」『ユリイカ 総特集*奈良美智の世界』49-13(通巻706)、青土社、2017年、p.60
  • クーン、河野『終わらないものがたり』pp.190, 192-194

社会の出来事

1998
  • 2月、長野冬季オリンピックが開催。5月、インドとパキスタンが相次いで核実験を実施。