Chronology

2004 44-45歳

前年にオハイオ州のクリーヴランド現代美術館から始まった個展「Yoshitomo Nara: Nothing Ever Happens」が、アメリカ国内を巡回し、サンノゼ美術館とセントルイス現代美術館で開催された。サンノゼ美術館のオープニングには多くのアジア系の人々が来場し、温かく迎え入れられる。その経験を通じて奈良は、自身がいかに限られた枠の中で物事を見ていたかに気づき、日本のアーティストとしてだけでなく、アジアを代表する存在としての自覚を持つようになる。
個展「From the Depth of My Drawer」が原美術館(東京)で開幕。翌年にかけて吉井酒造煉瓦倉庫(弘前)やロダンギャラリー(ソウル)など国内外5カ所へ巡回した。
横浜美術館でのグループ展「ノンセクト・ラディカル 現代の写真III」に参加し、grafが制作協力した《アフガン小屋》の中で写真作品《Kabul Note 2002》をスライド上映した。

出典

  • 蔵屋美香(聞き手)「対談 奈良美智×蔵屋美香」『奈良美智:The Beginning Place ここから』青幻舎、2023年、pp.300-301
  • クーン、河野『終わらないものがたり』pp.155-156

社会の出来事

2004
  • 1月、陸上自衛隊がイラクへ派遣。2月、Facebookが創業。12月、スマトラ島沖地震が発生。