Chronology
2009 49-50歳
ニューヨークの地下鉄ユニオン・スクエア駅でグラフィティを描き、警察に拘束されるが24時間後に釈放される。この逮捕によって、大手企業の運営する美術スペースでの展覧会が中止となる。奈良は、企業の文化事業がプロモーションを目的としていることを思い知らされ、喪失感を覚える。自身に与えられる社会的な価値が一方的に評価されているように感じ、そこから距離を取るように、次第に内面や個へと意識が向かっていく。
児童買春をテーマにしたアメリカのドキュメンタリー映画『PLAYGROUND: The Child Sex Trade in America』(監督:リビー・スピアーズ)にイメージを提供する。奈良の作品を元にアニメーションが制作され、公開される。
「放課後のはらっぱ-櫃田伸也とその教え子たち-」(愛知県美術館、名古屋)に参加。同展は、愛知県立芸術大学で教鞭を執った櫃田伸也とその教え子たちによる展覧会で、企画協力を杉戸洋、森北伸と共に行う。櫃田は奈良の直接の担当教員ではなかったが、奈良が私淑する画家の一人である。
11月27日にTwitter(現:X)へ初投稿して以来、現在に至るまで日々の出来事を発信し続けている。
出典
- 小西「ロングインタビューーfor better or worse」『ユリイカ 総特集*奈良美智の世界』pp.107-108
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社会の出来事
- 2009
- 1月、バラク・オバマが米国初の黒人大統領に就任。2月、オノ・ヨーコが第53回ヴェネツィア・ビエンナーレで金獅子賞を受賞。8月、衆院選で民主党が圧勝し、自民党から政権交代が実現。